3D プロジェクションマッピング/3D PROJECTION MAPPING

現在のエンターテイメントの世界で 欠く事の出来ない要素として 映像の世界があります。

その 進歩はめざましく、今や高解像度の LED VISIONが ステージに組込まれるのは

あたりまえのようになり、 より大きな画面で よりメッセージ性が強いというと点では

必須アイテムとなっています。 しかし ショーの内容と全般のバランスを見ると 高輝度の

ビジョンは 照明等の光量をふやしていく状態になり、 ステージや空間がどんどん

明るくなり、 総体的に考えると パーフォーマーを 明確にイメージに取り込みにくい現状を

生み、 さらに 情緒感的な 奥行き感を 著しく損なう結果になっています。

そこで 必要なのは、 高輝度 LED映像の使用を よくよく厳選して、 同時に 奥行きを

作り出す、 セットとの一体感です。 これは セリーヌ ディオンが ラスベガスで行った公演

(a new day)が代表的で、よく出来ているのですが、あそこまでのことは 準備期間等含めての

コスト面で かなり難しくなります。

そこで、 ステージセットと映像の一体感を それぞれの役割分担してプランする試み

(セットのスチュエーションに 合わせた映像を 背景として映像展開する)を試して見ましたが

やはり これも全体光量が多くなり そして セットの変化が乏しく、

世界観をかもし出すまでには いたりませんでした。

そこで 今後期待されるのは 3Dプロジェクションマッピングという技術で これは

規制の構造物(セット、装置)に 3D映像を投射することにより 空間全体のイメージ

を変え、展開する事ができます。 これに セットの展開を含めて プランをすることで

無限の世界が表現出来て かつ プロジェクション映像なので 全体光量をおさえて

奥行きや パフォーマーの フューチャリング等が容易に 計画できることになります。

たぶん この 舞台美術と 映像の一体感を 目指す事が 今後のエンターテイメントの 未来に成る様に思えます。 さあ 皆さんも 挑戦してみませんか? 私も技術面や 方法論を常に模索したいと思っています。

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